Microsoft Intune とは?Microsoft Intuneを利用するメリット

2024/10/21 クラウド

企業リスク診断

Microsoft Intune は、企業のデバイスを一括管理できるサービスです。デバイスを1台ずつ管理しているなら、Microsoft Intuneの導入を検討した方が良いかもしれません。

しかし、Microsoft Intuneとは一体どのようなサービスなのか、導入にはどんなメリットがあるのか、気になる方も多いでしょう。また、Microsoft Intuneの利用料金も気になりますよね。

この記事では、Microsoft Intuneについてご紹介します。

Microsoft Intuneとは

Microsoft Intuneとは
Microsoft Intuneとは、デバイスの管理や利用状況の可視化ができるEMSの1つ。会社全体のデバイスをクラウド上で管理ができる便利なサービスです。

今までは社内のパソコンを1台ずつ管理していくことが一般的でした。Microsoft Intuneは、インターネットを通じて社内のパソコンを一括で管理することができます。

では、Microsoft Intuneの特徴をみていきましょう。

Microsoft Intune には3つの機能が備わっている

Microsoft Intuneには、主に3つの機能が備わっています。

  • モバイルデバイスの管理

Microsoft Intuneは、社員が会社のデータにアクセスするために利用するモバイルとPCを管理します。登録していないデバイスからのアクセスは、管理者が設定したセキュリティポリシーに基づいて、アクセスの制限を行うことが可能です。

  • モバイルアプリの管理

社員が利用するモバイルアプリを管理することが可能です。具体的には、特定のアプリケーションの利用やURLへのアクセスを制限することができます。

ウイルスなどの危険性のあるアプリケーションや利用を認めていないアプリケーションの利用を制限することができるのです。

  • パソコンの管理

デバイスやアプリが会社のセキュリティ要件に準拠するように管理ができます。

Microsoft Intuneを利用するメリット

Microsoft Intuneで、デバイスを管理するメリットはあるのでしょうか。

企業のセキュリティを守る

企業のセキュリティを守る
企業としては、マルウェアやウイルス感染などによる情報漏えいは、防止したいところですよね。Microsoft Intuneでは、更新プログラムやアンチウイルスなどを常に最新バージョンに更新してくれます。

他にも、デバイスを紛失してしまった場合や盗難に遭ってしまった場合、デバイスを製造元の規定設定にリセットすることができます。

今までは、1台ずつセキュリティソフトの更新などを行わなければなりませんでしたが、Microsoft Intuneであれば、一括で行うことが可能に。企業のセキュリティを1台も見落とすことなく行うことができるというわけです。

サーバーの管理が不要になる

Microsoft Intuneは、クラウドサービスのため、サーバーでの管理が不要になります。サーバーを管理するには、コストもかかるため、Microsoft Intuneを導入することでコストを抑えられる場合も。中でも中小企業は、Microsoft Intuneを利用することで初期導入コストが抑えられるケースもあります。

クラウドサービスなので社外のPCも管理可能に

今までWindows OSといえば、Active Directoryで管理するのが一般的でした。Active Directory は、Windows10でも利用することができますが、LANを利用した管理を想定していたため、社外のパソコンを管理することはできなかったのです。

営業の外回りはもちろんですが、近年、テレワーク導入の影響により、社外でパソコンを利用することも多くなってきています。社外のパソコンを管理できないのは、セキュリティ面から見ると安心できません。

しかし、Microsoft Intuneはクラウドサービスになるため、社外のデバイスであっても管理することが可能なのです。

不審なアクセスやダウンロードなどを制限することができるため、テレワーク導入を検討している企業にとっては、必要なサービスともいえるでしょう。

BYODにも対応

BYODの導入により、社員の私物のスマートフォンやパソコンご業務で利用している場合もあるかもしれません。

Microsoft Intuneでは、社外のPCにも対応できるため、BYODにも対応できます。クラウドサービスのため、BYODであっても登録をすれば管理できるのです。BYODの導入にも対応できるのは、Microsoft Intuneのメリットの1つともいえるのではないでしょうか。

さまざまなデバイスに対応

Microsoftが提供しているサービスなら、OSはWindowsでなければ管理することができないのでは?と思うかもしれません。

実は、Microsoft Intuneは、Windows以外のOSにも対応しています。幅広い環境下で利用できるのは、うれしいですよね。

管理できるデバイス一覧

Microsoft Intuneで一括管理できるデバイスは下記の通りです。

・Apple
Apple iOS 15.0以降
Mac OS X 12以降

・Google
Android 8.0以降(Samsung KNOX Standard4.4以降を含む)
Android エンタープライズ
Android オープン ソース プロジェクト デバイス

・Microsoft
Surface Hub
Windows 10 / 11 (Home、S、Pro、Education、Enterprise、IoT Enterprise の各エディション)
Windows 10 / 11 Windows 365 上のクラウド PC
Windows 10 LTSC 2019 / 2021 (Enterprise および IoT Enterprise エディション)
Windows 10 バージョン 1709 (RS3) 以降、Windows 8.1 RT、Windows 8.1 (維持モード) が実行されている PC
Windows Holographic for Business
Surface Hub
Windows 10 Teams (Surface Hub)

※最新の情報は マイクロソフト社のページ をご確認ください。

Android端末はもちろん、iPhoneも管理することが可能です。

Microsoft Intuneの価格は?

Microsoft Intuneの価格は?
企業にとって、Microsoft Intuneの導入のメリットは大きいですが、価格はいくらなのでしょうか。ここでは、利用料金についてご紹介いたします。

  • Microsoft Intune単体で契約する場合、1ユーザーにつき、1,320円(税込)/月
  • ビジネスプランのMicrosoft 365 Business Premium(旧Microsoft 365 Business)、Microsoft 365 E3 (no Teams)、Microsoft 365 E5 (no Teams)を利用している場合は、Microsoft Intuneの利用が可能

Microsoft 365(旧Office 365)を利用している場合は、契約プラン内容によっては、Microsoft Intuneが導入されています。あらためて単体でMicrosoft Intuneを導入する必要はありません。

Microsoft 365(旧Office 365)を利用している場合は導入検討を

Office365を利用している場合は導入検討を
Microsoft Intuneは、Microsoft 365(旧Office 365)を利用している企業に向けたサービスともいえます。特に、Microsoft 365(旧Office 365)を導入予定の企業は、Microsoft Intuneの利用も検討した方が良いかもしれません。

もちろん、Microsoft 365(旧Office 365)を利用しない企業であっても利用は可能です。セキュリティ管理システムとして有効な手段ともいえます。

また、クラウドサービスのため、在宅勤務であっても、パソコンを管理することが可能です。テレワーク、在宅勤務の導入を検討している企業にとっては、導入したいサービスの1つともいえるのではないでしょうか。

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まとめ

今回は、Microsoft Intuneについてご紹介しました。

Microsoft Intuneは、これからクラウドサービスの利用を考えている方、サーバー管理にかかる手間やコストを抑えたいと考えている方には、特におすすめのサービスです。

Microsoft 365(旧Office 365)の導入と一緒に検討してみてはいかがでしょうか。

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