大企業向けの Microsoft 365 (旧Office 365)プラン!Enterpriseとは?
2024/10/15 Microsoft 365Microsoft 365 (旧Office 365)のビジネスプランには、いくつか種類があります。
例えば、一般法人向けのプランである、Microsoft 365 Apps for business(旧Office 365 Business)、Microsoft 365 Business Standard(旧Office 365 Business Premium)などです。また、大企業向けであるEnterpriseというプランも存在します。
今回は、大企業向けのプランであるEnterpriseについて詳しく解説していきます。Enterpriseの契約を検討している方はぜひ、お役立てください。
※Office 365は4月22日からMicrosoft 365に名称を変更されました。
プラン名も一部変更されていますが、内容に変更はありません。
Office 365 Enterpriseとは
Enterpriseとは、Microsoft 365(旧Office 365)の大企業向けの法人プランのことを指します。
一般法人(中小企業)向けのプランも用意されていますが、一般法人向けはユーザー登録が300人までと、契約できる人数に制限があります。そのため、300人以上の契約を検討している場合は、一般法人向けのプランを利用することができません。
一方で、Enterpriseはユーザーの登録制限がなく、300人以上抱える企業でもMicrosoft 365を利用することができます。
Enterpriseのプラン内容
Enterpriseのプランには、いくつか種類があります。ここでは、Enterpriseのプランの種類と内容について見ていきましょう。
Microsoft 365 Apps for enterprise(旧Office 365 ProPlus)
こちらのプランは、Officeの基本的なアプリケーションと、クラウドストレージサービスであるOneDriveのみが利用できるプランです。ただし、Teamsのようなコミュニケーションツールなど、他のサービスを利用することはできません。
コミュニケーションツールが不要で、基本的なアプリケーションとストレージサービスのみの利用を考えている企業におすすめのプランです。
【Microsoft 365 Apps for enterpriseのプラン詳細】
利用料金:1ユーザーにつき月額1,799円※税抜
利用できるOfficeアプリケーション:Outlook、Word、Excel、PowerPoint、Access(Windows PCのみ)、Publisher (Windows PC のみ)
利用できるOfficeサービス:OneDrive(1TBまで)
Office 365 E1
Office 365 E1は、メール機能やOneDrive、オンライン会議ができるTeamsなどが含まれているプランです。Office Onlineは利用できますが、Officeアプリケーション(デスクトップ版Office)は利用できません。
Officeアプリケーションは不要で、コミュニケーションツールや他のサービスだけを導入したいと考えている企業におすすめのプランです。
【Office 365 E1のプラン詳細】
利用料金:1ユーザーにつき月額1,499円※税抜
利用できるOfficeアプリケーション:なし
利用できるOfficeサービス:Exchange、OneDrive(1TBまで)、SharePoint、Teams、Yammer、Stream
Office 365 E3
E3のプランでは、Officeのアプリケーションとサービスを両方利用することができます。Microsoft 365 Apps for enterpriseとE1のプラン内容が両方利用できて、さらにコンプライアンスツールが加わったプランです。
基本的なOfficeアプリケーションとサービスが一通り必要であるという企業は、このプランが良いでしょう。
【Office 365 E3プランの詳細】
利用料金:1ユーザーにつき月額3,448円※税抜
利用できるOfficeアプリケーション:Outlook、Word、Excel、PowerPoint、Access(Windows PCのみ)、Publisher (Windows PC のみ)
利用できるOfficeサービス:Exchange、OneDrive、SharePoint、Teams、Yammer、Stream
Office 365 E5
Eは、E3で利用できるサービスに加えて、さらに高度なセキュリティとBIツールであるPower BIが備わっているプランです。Officeのアプリケーション、サービスはもちろん、さらに高度なセキュリティを求めている場合は、E5プランがおすすめです。
また、BIツールが必要という企業にも適しているプランといえるでしょう。。
【Office 365 E5プランの詳細】
利用料金:1ユーザーにつき月額5,696円※税抜
利用できるOfficeアプリケーション:Outlook、Word、Excel、PowerPoint、Access(Windows PCのみ)、Publisher (Windows PC のみ)
利用できるOfficeサービス:Exchange、OneDrive、SharePoint、Teams、Yammer、Stream、Power BI
Microsoft 365がテレワークに向いている4つの理由
テレワークのようにオフィスから離れて仕事をすると、チーム内のコミュケーション不足や、セキュリティの不安などの課題があります。実はMicrosoft 365ではそれらの課題を解決してくれる事はご存知ですか?
Microsoft 365が持つテレワーク実施時に絶大な効果を発揮する機能を紹介させて頂きます。
コミュニケーションツール「Teams」がそなわっている
Microsoft 365には、コミュニケーションツールであるTeamsが付属しています。
Teamsは、社内でのコミュニケーションを活性化するためのビジネスチャットはもちろん、Web会議も可能です。社内でのちょっとしたやり取りから、ミーティングまでオンラインでできます。
高度なセキュリティ機能
Microsoft 365には、マルウェア対策機能、資格情報の保護、行動分析に基づく脅威の検知、ファイル・メールの閲覧や操作を保護する情報漏えい対策機能など、高度なセキュリティがそなわっています。また、常に最新状態で利用できるため、安心してオフィス外でも利用できます。
ファイルやデータの共有が楽に
Microsoft 365には、オンラインストレージサービスのOneDriveやSharePointを利用してすぐに情報共有ができます。Officeドキュメントで作成した資料をすぐにチームに共有できますし、共同で編集することも可能です。オンラインストレージは容量も大きいので、大量のデータも格納できます。
複数のデバイスで利用できる
Microsoft 365はビジネス版の場合、1ライセンスにつき、パソコン5台・スマートフォン5台・タブレット5台までインストールすることが可能です。スマートフォンやタブレットを利用して資料を確認したいときにも、利用することができます。
テレワークが導入されたことにより、デスクトップパソコンからノートパソコンを利用する場合もスムーズに移行することが可能です。
Enterpriseプランを利用すべき企業
従業員を300人以上抱えている
ユーザー登録を300人以上分行う場合は、Enterpriseのプランを利用する必要があります。従業員を300人以上も抱えている場合は、Enterpriseのプランであることを覚えておきましょう。
高セキュリティなサービスを求めている
Enterpriseは、300人以上の従業員を抱える大企業向けのプランではありますが、ユーザー数に下限はありません。
そのため、300人以上いなければ利用できないなんてことないのです。
Enterpriseは、高度なセキュリティが備わっています。例えば、文書の暗号化やアクセス制限などが可能です。そのため、文書の情報漏えい防止、安全性の強化が必要であれば、Enterpriseのプラン契約が適しているといえるでしょう。
300人以下であっても業務上、高度なセキュリティが必要な場合は、Enterpriseプランの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
また、今後従業員が300人以上に増えると見越している場合も、BusinessプランではなくEnterpriseプランを契約したほうが賢明といえます。
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まとめ
今回は、Microsoft 365のEnterpriseプランについてご紹介しました。
Enterpriseは、大企業向けのMicrosoft 365(旧Office 365)のプランで、300人以上の従業員を抱えている企業に適しています。
300人以上の従業員でMicrosoft 365を利用する場合は、Enterpriseプランがおすすめです。ただし、必ずしも300人以上契約しなければいけないわけではありません。300人未満の中小企業でも、Enterpriseプランを利用したほうがいいケースもあります。高度なセキュリティを求めている場合などは、300人未満でもEnterpriseプランを検討したほうがいいかもしれません。
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