Zoom meetingとwebinarの違いは?Zoom機能の選び方
2024/10/29 テレワークZoomには、meeting(ミーティング)とwebinar(ウェビナー)があります。この2つはどのような違いがあるのでしょうか。
Zoomの有料プランの利用を考えている方はどちらを選ぶべきなのか悩む方もいるかもしれません。
そこで今回は、Zoom meetingとwebinarの違いや、機能の選び方をご紹介します。
今さら聞けない!「Zoom」とは?
Zoomはオンライン上で、映像や音声を通してやり取りができるコミュニケーションツールです。ビジネスでは会議や商談などで使われています。
新型コロナウイルス感染症予防対策として、非接触が求められる中、会議や打ち合わせができることから広まったツールです。テレワーク勤務のようにオフィスにいなくても、映像と音声でコンタクトを取れることから、活用が当たり前になりつつあります。
Zoomにはミーティングとウェビナーがある
Zoomには、ミーティングとウェビナーがあります。どちらを利用すべきなのか?悩んだことがある方もいるかもしれません。ここでは、それぞれの概要と活用シーンをいくつかご紹介します。
Zoomミーティングとは
Zoomミーティングは、名前の通りミーティング用です。少人数での会議や打ち合わせに向いています。一般的に知られているZoomはこのミーティングになります。
Zoomミーティングの活用シーン 社内ミーティング、オンライン商談、オンライン研修、オンライン面接など |
Zoomウェビナーとは
Zoomウェビナーは、ウェビナー用の機能です。ウェビナーとは、Webとセミナーを組み合わせた造語のこと。そのため、Zoomウェビナーは、オンラインセミナーに適しています。大勢の人に発信する際に向いている機能といえるでしょう。
Zoomウェビナーの活用シーン 会社説明会、株主総会・決算発表会、商品説明会、社員向け勉強会など |
Zoomのミーティングとウェビナーの違い
ミーティングとウェビナーは同じZoomから提供されていて、オンラインを通じて映像と音声でやり取りすることに変わりありません。しかし、その特徴は異なります。
ここでは、Zoomのミーティングとウェビナーの違いについてご紹介します。
参加できる人数が違う
まず、違いとして挙げられるのは、参加できる人数です。Zoomミーティングは100~1000人まで、Zoomウェビナーは100~10000人となっています。セミナーとなると参加人数も多くなるため、ウェビナーのほうがたくさんの人が参加できるようになっています。
主要機能が違う
Zoomミーティングとウェビナーは、用途が異なるため主要機能にも違いがあります。
Zoomミーティング | Zoomウェビナー | |
視聴のみ | 不可 | 可能 |
カメラ・マイクの操作 | 参加者全員 | ホスト・パネリストのみ |
参加者一覧の確認 | 参加者全員 | ホスト・パネリストのみ |
ブレイクアウトルーム | 利用可 | 利用不可 |
質疑応答 | 利用不可 | 利用可 |
セミナーでは参加者が質問することが多くあります。そのため、チャット形式で質疑応答ができるようになっています。基本的に参加者は話を聞くのがメインのため、カメラやマイクは、ホストとパネリスト(主催者側)しか操作できません。
ブレイクアウトルーム機能が使えるのは、Zoomミーティングだけです。ブレイクアウトルームとはグループワークができるよう参加者をグループ分けできる機能のこと。オンライン研修などで活用することができます。
なお、画面共有やチャット機能は、Zoomミーティングとウェビナーの両方で利用可能です。
活用シーンが異なる
Zoomミーティングは会議やグループミーティング、研修などで使われるのが一般的です。一方でZoomウェビナーはセミナーや講義といった大人数で使われています。
また、Zoomミーティングは双方のコミュニケーションを目的としていますが、Zoomウェビナーは一方通行。ホスト(主催者)が話し、視聴者(参加者)が聞くというスタイルができます。
Zoomウェビナーは参加者の制限が多い
上述でもご紹介しましたが、基本的にZoomウェビナーのコミュニケーションは一方的になります。そのため、参加者にはさまざまな制限があります。
例えば、画面共有はホストやパネリストのみで、参加者はできません。マイクの操作もホストやパネリストのみなので、参加者側から発信すること不可です。
ただし、質疑応答機能を使ったり挙手機能を使ったりすることで意思表示が可能です。チャットでのやり取りもできます。
Zoomミーティングとウェビナーの料金プラン
ここでは、Zoomミーティングとウェビナーの料金プランを見ていきましょう。
Zoomミーティングの料金プラン
Zoomミーティングには無料プランがあります。ただし、グループミーティングの場合は40分までと制限があるため、注意が必要です。なお、ProプランとBusinessプランは追加料金を払うとウェビナー機能を使うことができます。Enterpriseプランの場合は、ウェビナー機能が標準搭載されています。
【ビジネス向け】
プロ | 2万8500円/年(1ユーザー) |
ビジネス | 4万400円/年(1ユーザー) |
ビジネスプラス | 4万9600円/年(1ユーザー) |
大企業向け | 要問い合わせ |
※2024年7月現在
※税抜き
Zoomウェビナーの料金プラン
ウェビナーは無料プランがなく、料金は参加人数によって異なります。
参加人数 | 年額料金 |
最大500人 | 12万6600円/年(1ユーザー) |
最大1000人 | 62万3800円/年(1ユーザー) |
※2024年7月現在
※税抜き
Zoom機能の選び方は?
Zoomミーティングとウェビナーは、仕様や機能が異なります。そのため、用途で選ぶことをおすすめします。
社内会議や、取引先との打ち合わせ、商談などでWeb会議機能を使いたいと考えている場合は、Zoomミーティングの利用が適しています。
セミナーのような大勢の前で話すことをオンライン化したい場合は、Zoomウェビナーが良いでしょう。
ただ、ZoomミーティングのProプラン以上であれば、ウェビナー機能を利用することが可能です。ProプランとBusinessプランは追加料金が発生しますが、ミーティング機能もウェビナー機能も両方使いたいのであれば、Zoomミーティングを利用すると良いでしょう。
Zoomの有料ライセンスの購入方法
Zoomのライセンスは、Zoomの公式サイトから直接契約することができます。また、代理店から契約を結ぶことも可能です。
ハイパーでは、Zoomの有料ライセンスの代理販売を行っております。ハイパーからの購入であれば、請求書でのお支払いが可能です。ぜひ、ご利用ください。
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【ハイパー】Zoomプランと価格
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まとめ
今回は、Zoom meeting(ミーティング)とwebinar(ウェビナー)の違いや、機能の選び方をご紹介しました。
Zoom ミーティングは、Web会議向けの機能で、少人数での利用におすすめです。意見交換をしたり、やり取りをしたりするのであれば、Zoom ミーティングが適しています。
Zoomウェビナーは、セミナー向けの機能です。基本的にホスト側(主催者)が話すのを参加者が聞く形になります。やり取りはチャットまたは質疑応答だけになり、一方通行の発信となります。セミナーのように大勢に向けて発信したいときに向いている機能です。
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