法人パソコンのリースとは?レンタルとどっちが良いの?

2022/01/13 テレワーク

パソコンは、購入の他に、レンタルやリースといった利用手段もあります。新たに法人向けパソコンの導入を考えているなら、購入よりもレンタルやリースのほうが良いケースも。

そこでこの記事では、法人パソコンのリースについて詳しく解説します。また、レンタルとの違いについてもご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

法人パソコンのリースとは?

法人パソコンのリースとは?

リースは、法人向けの設備導入方法の1つ。会社を設立し、オフィスを整える際によく利用されるサービスです。リースのサービス内容は、リース会社が代わってパソコンを購入し、それを利用者が借り受けるというものです。

レンタルのように、在庫があるものを借りるのではなく、利用者が希望するパソコンをリース会社が購入して貸し出します。

なお、リースの料金についてはパソコン本体+金利などが含まれた金額を分割し、毎月一定額をリース会社に支払っていくことになります。

法人パソコンをリースするメリット・デメリット

法人パソコンをリースするメリット・デメリット

リース契約には、さまざまなメリットがあります。ここでは、パソコンをリースするメリットを見ていきましょう。

メリット1.最新の機種を新品で借りられる

新しくパソコンを導入するなら、最新の機種が良いと思う方もいるでしょう。リース会社は代行して購入することから、希望する機器を借りることができます。最新のパソコンを利用できる点もメリットといえます。

メリット2.処分にかかる費用が不要

リースは、リース会社が代わり購入したものを借りるという点から。購入するのとあまり変わらないのでは?と思うかもしれません。しかし、リースにはメリットがあります。それは、処分をしなくていいということです。

パソコンは買い替えが必要になったら、古いパソコンを処分しなければなりません。リース契約であれば、契約期間の終了後、パソコンをリース会社に返却するだけ。購入の場合は自社で廃棄処分を行わなければならず、その際、廃棄コストがかかります。処分にかかる手間やコストが抑えられるのは、リースのメリットです。

メリット3.初期費用が抑えられる・ランニングコストが把握しやすい

購入する場合、一括で払うことがほとんどです。リースを利用することで、多額の初期費用が不要で、月々にわずかなリース料を支払えば利用できます。月額料が一定であることから、ランニングコストを把握しやすく、資金運用を効率よく行う手段になるでしょう。

また、リース料については、毎月の経費扱いにできることも。購入の場合は、減価償却分のみが損金となり、一部は経費扱いになりません。

デメリットはある?

デメリットは、リース契約の場合、中途解約が難しいということです。リース会社は、代わりに購入を行います。その購入費用を回収するため、中途解約ができません。他にも、所有権はリース会社にあることや支払い総額が割高になるケースもあることが挙げられます。

また、レンタルと同様にリースの場合も機器の所有権は利用者にありません。そのため、契約終了後は返却しなければなりません。リース期間の終了後も利用する場合は、再度リース料が発生します。

パソコンレンタルのメリット・デメリットはこちらでご紹介しています。

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リースとレンタルの違いは?

リースとレンタルは、どちらも借りるという点は同じシステムです。しかし、契約期間や利用方法など、いくつか違いがあります。

ここでは、リースとレンタルの違いについて見ていきましょう。

借りる商品の違い

リースは、リース会社が代わりに購入し、利用者に貸し出します。一方でレンタルは、レンタル会社が持っているパソコンを貸し出します。

レンタルの場合は、レンタル会社にある在庫からパソコンを借りることとなるため、中古の端末であることがほとんどです。また、レンタルは選択肢が狭いという点も挙げられます。一方で、リースは希望するパソコンを新品で利用することができます。

契約期間の違い

リースとレンタルは、契約期間にも違いがあります。リースは半年から10年と長い期間契約するケースがほとんどです。最低でも半年は契約することが多いため、長期間利用したい人向けです。

一方でレンタルは最短で1日から利用でき、長期間の契約もできることが多いです。レンタルは短期間でも利用できます。

保守・修繕義務の違い

レンタルとリースでは、保守・修繕義務にも違いがあります。レンタルの場合、保守・修繕義務は、レンタル会社にあります。そのこともあり、利用料金はリースに比べて高い傾向にあります。

リースの場合は、保守・修繕義務は利用者にあります。そのため、別途保守会社と契約する必要があります。

中途解約の違い

レンタルは中途契約が認められているケースが多いですが、リースは認められていないことがほとんどです。

利用方法の違い

レンタルの場合、レンタル会社が所有している機器から選び契約します。リースの場合は、希望するパソコンの機種を選び、リース会社に申し込みます。

リースとレンタル、どっちがいい?

リースとレンタル、どっちがいい?

リースとレンタルは、借りるという点は同じですが、仕組みが少し異なります。そのため、法人でパソコンを必要とする場合、リースにすべきか?レンタルにすべきか?どちらが良いのか悩むかもしれません。

リースとレンタルは、それぞれにメリットとデメリットがあります。また、仕組みなども異なることから、利用期間や用途によって、どちらが適しているのか違います。

短期間利用・機種には特にこだわりがないなら「レンタル」

短期間での利用におすすめなのが「レンタル」です。一時的にパソコンが必要ですぐに用意したいという場合は、レンタルが良いでしょう。また、希望機種が借りられない可能性もあるため、必要スペックさえあれば特にこだわりがないという場合にも適しています。

レンタルの場合、料金の支払い管理だけで、購入時にかかる償却経理事務など複雑な手続きが不要です。短期間利用かつすぐに利用したい場合は、レンタルが適しているでしょう。

長期間利用したい、希望機種があるなら「リース」

長期間利用したい、希望の機種があるならリースがおすすめです。長期間利用する場合、レンタルよりもリースのほうが、コストパフォーマンスが高い場合があります。

リースは中途解約が困難なことから見ても、長期の利用期間や機種が決まっているならリースが良いでしょう。

購入すると次に新しく買い替える際、処分にコストがかかることも。購入を検討している場合は、購入のデメリットも考え、リース契約も視野にいれると良いでしょう。

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まとめ

今回は、法人パソコンのリースについてご紹介しました。

パソコンを借りる方法としてレンタルの他に、リースという方法があります。リースは、リース会社が利用者の希望するパソコンを代わりに購入し、それを利用者が借りる仕組みです。

長期契約での借用が前提となるため、長期間の利用を考えている方におすすめです。また、初期費用がかからないため、購入の場合、初期費用にかかるコストを抑えたいときもリースの利用が良いでしょう。