Windows11 のシステム要件とは
2024/12/09 セキュリティ対策2025年にWindows 10のサポートが終了することに伴い、 Windows11 への移行を考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、Windows 11では以下のシステム要件が必要となっていますので、もし要件を満たさないPCを使用している場合は、PCのリプレースも視野に入れる必要があります。
そこでこの記事は、Windows11がシステム要件、特長とサポート期限の注意点などを解説します。
Windows11のシステム要件
Windows11ですが、無料アップグレードする場合、いまお持ちのパソコンで動作が可能かどうかの確認する必要があります。ここでは、Windows11のシステム要件をご紹介します。
【Windows11のシステム要件】
プロセッサ | 1GHz以降で2コア以上の64bit互換プロセッサまたはSystem on a Chip (SoC) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB以上の記憶装置 |
システム ファームウェア | UEFI、セキュラブート対応 |
TPM | トラスデッド プラットフォーム モジュールバージョン2.0 |
グラフィックスカード | DirectX12以上(WDDM 2.0ドライバー)に対応 |
Windows10よりも高スペックなPCが求められる
Windows10のシステム要件は、CPUが1GHz以上のプロセッサ(32bit、64bit問わず)、1GB(32bit)・メモリが2GB以上・ストレージは32GBあれば、動作しました。
一方で、Windows11は、CPUは64bitプロセッサ・メモリが4GB以上・ストレージは64GB以上が条件です。Windows10よりもスペックの高いパソコンでの使用が求められます。
とはいえ、最近のパソコン(製造から4年以内)であれば、64bitプロセッサ・メモリは8GB以上・ストレージが256GB以上の製品が多いため、システム要件は満たしているでしょう。
Windows 10のサポートが終了…パソコンは買い替えるべきか?
システム要件に満たすPCをお使いで、OSがWindows10の場合は無料アップデートが可能です。そのため、PCをすぐに買い替える必要はありません。
ただし、システム要件に満たしていない場合は、Windows11はアップデートができない可能性があります。特にネットサーフィン用途向けのスペックが最低限のパソコンは、注意が必要です。
お使いのパソコンのスペックがWindows11の要件に満たしているかどうかは、Microsoft公式サイトにあるチェックプログラムから確認することができます。
Windows 11_互換性の確認|マイクロソフト社
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11#pchealthcheck
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Windows11の特徴とは
Windows11にはどのような特徴があるのでしょうか。
新しいデザインが採用されている
Windows11は、新しいユーザーインターフェイスが採用されています。これまで左下にあったWindowsのロゴマークのスタートボタンが、タスクバーの中央に設置されます。
また、位置だけではなく応答性も向上。各種システムのアイコンも変更されているそうです。これまでよりもカラフルなので視認性が高くなっているのがWindows11の特徴です。
また、タスクバーにあった検索機能は、フローティング表示に変更されています。
マルチタスクのサポート機能が強化
新しい機能として「Snap Layouts」「Snap Groups」「Desktops」が実装されます。そのため、複数のウィンドウが表示され、マルチタスクの柔軟性がアップ。自分の好みでウィンドウを整理できるため、画面のスペースを最適化することができます。
デスクトップが使い分けできる
デスクトップは仕事用・ゲーム用・学校用などが設定でき、それぞれ個別のデスクトップに切り替えて利用できるようになります。
ウィジェットの導入
Windows8から導入されてきたライブタイルが廃止されます。その代わりに新たにウィジェットが導入。タスクバーの上にあるボタンを押すと、ウィジェットが表示されます。ウィジェットは、Microsoft Edgeの情報に基づくニュースや天気予報などが表示され、自分の好みに合わせて表示内容を決めることができます。
Teamsをタスクバーに統合
Microsoftが提供しているビジネスチャット・Web会議ツールである「Teams」。Windows11では、タスクバーに統一。タスクバーからミュートをしたり、プレゼンテーションを直接行ったりすることができます。
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Windows11のサポート期限一覧
続いて、Windows11のサポート期間を見ていきましょう。それぞれのサポート期間については、下記の通りです。
Home と Pro
バージョン | 提供開始日 | サポート終了日 |
24H2 | 2024年10月1日 | 2026年10月13日 |
23H2 | 2023年10月31日 | 2025年11月11日 |
22H2 | 2022年9月20日 | 2024年10月8日(サポート切れ) |
21H2 | 2021年10月4日 | 2023年10月10日(サポート切れ) |
Windows 11では,Windows 10とは異なり2年ごとに機能更新プログラムの適用が必要になります。また、Windows 11のバージョンによっては、サポートが終了しています。
Windows 11に移行済みの場合でも、古いバージョンをお使いの場合はサポートされていない可能性がありますので、対応バージョンは確認するようにしましょう。
Windows11はテレワークを意識した刷新が多い
今回リリースされるWindows11は、セキュリティの向上、利用できるアプリの増加、Teamsの取り扱いやすさなど、テレワークを意識した刷新が目立ちます。テレワークで働いている方からすると、新しい仕様になれれば使いやすく感じるかもしれません。
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まとめ
今回は、「Windows11」についてご紹介しました。
Windows11は、現在Windows10を利用していてシステム要件に満たしているパソコンをお使いの場合は、無料でバージョンアップさせることができます。ただ、アップグレートさせる際は、お使いのアプリやシステムがWindows11に対応しているかどうか確認してから行うことをおすすめします。
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