Microsoft Defender ウイルス対策 (旧Windows Defender)のウイルス対策とは?機能を紹介
2024/10/21 セキュリティ対策Windowsには、元々セキュリティ機能として「 Microsoft Defender ウイルス対策 (旧Windows Defender)」が標準搭載されています。
Windows Defenderだけでセキュリティは十分なのか、性能や仕様について詳しく見ていきましょう。
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)とは
Microsoft社が提供しているウイルス対策の1つとして、「Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)」というセキュリティソフトがあります。
このソフトの概要や機能について、まず確認していきましょう。
標準搭載された無償のウイルス対策ソフト
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)は、WindowsOSに最初から搭載されているウイルス対策ソフトです。使用期間や更新にかかわらず、無償で利用し続けることができます。
Windows vistaから「Microsoft Security Essentials」という無償のウイルス対策ソフトが標準搭載されていましたが、Windows 8からWindows Defenderに名前が変わり、現状のMicrosoft Defender ウイルス対策になりました。
ウイルス対策のオプションで定期スキャン可能
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)のオプションの一つに「定期的なスキャン」があります。
これによって、ユーザーが放置していてもウイルスのスキャニングを自動的に実行してくれるので便利です。
ただし、期間については自分で設定することはできませんし、明確化されてもいません。スキャン頻度を知りたい場合は、最後にスキャンした日付の間隔から計算する必要があります。
有効、無効の切り替えが可能
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)は有効・無効の切り替えが可能なため、他のセキュリティソフトを入れた際にもアンインストールなどの操作を行う必要はありません。
他のウイルス対策ソフトをインストールすると自動的に無効化されるために、有効化するには再度設定を切り替えてください。
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)の機能と特徴
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)にどのような機能が備わっているのか、機能の種類と特徴について確認しましょう。ウイルス対策の他にもさまざまな機能が備わっています。
ウイルスやスパイウェアの検出を行う
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)では、ウイルスやスパイウェアの検出を行い、ランサムウェアや脅威の木馬といった、重大な危機をもたらす可能性のある脅威を防止します。
ウイルスの検知に関しては、市販の製品に引けを取ることはありません。
頻繁にアップデートされている
世界中で日々、新しいウイルスや脅威が生み出されています。ウイルス対策には、その現状に対処すべくセキュリティデータの上書きを常に行わなければいけません。
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)は頻繁にアップデートされ、常に最新のセキュリティを保っています。アップデート内容はMicrosoftの公式セキュリティチームのブログから確認することが可能です。
リアルタイム保護機能がある
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)は常にPCを監視し、不正な動作の感知やマルウェアの侵入を遮断しています。
不正データがあった場合、すぐにユーザーに通知されるので、脅威による被害を未然に防ぐことが可能です。
この他にも、ファイアウォールとネットワークの保護、アプリとブラウザのコントロールといった機能を備えています。
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)の性能に関するよくある疑問
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)での性能に関して、ユーザーから多く寄せられる疑問をピックアップし、それに対する回答をご紹介します。
他のソフトは利用しなくても大丈夫?
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)によくある質問に「有料版のセキュリティソフトを利用しなくていいのか?」というものがあります。
セキュリティソフトを評価する第三者機関「AV-Comparatives」の報告によれば、有償版のソフトと比較すると、Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)は脅威に対する防止がユーザーに依存していることが指摘されています。
これは、ユーザー設定によってはセキュリティレベルが大きく落ち込んでしまうことを意味しているのです。
一般ユーザーレベルのセキュリティであれば問題はないかもしれませんが、企業運用を考える場合、Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)のみでのシステム保護は難しいです。必要なセキュリティレベルと合わせて検証していきましょう。
誤検知が多いって本当?
他のセキュリティソフトと比較して、Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)は若干誤検知が多いと言われています。誤検知が発生してしまうとダウンロードしたファイルが直ちに削除されてしまうことがあるので、対策が必要です。
その場合は、マクロソフト社へ報告することでMicrosoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)が更新され、正常に検知される可能性が出てきますが、即座に反映されるわけではありません。
Microsoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)を一時的に停止させる必要も出てくるでしょう。
現在、Microsoft365まるわかりガイドを無料で公開中です!
ダウンロードはこちらhttps://hypervoice.jp/download_list/microsoft365maruwakari
姉妹サイトの「HYPER VOiCE」では、情報システム部門の負担を軽減。業務効率化のツール導入にお悩みなら、ぜひご相談ください。
関連記事
Microsoft 365 (旧Office 365)では、大企業向けのEnterpriseというオプションが提供されています。Office365 E3 (no Teams) は、...
続きを読む
まとめ
Microsoft社がWindowsに標準搭載しているMicrosoft Defender ウイルス対策(旧Windows Defender)は、脅威の検出、リアルタイムスキャンなど、さまざまなセキュリティ対策機能を揃えています。機能の充実性でいえば、他のセキュリティソフトに引けをとるものではありません。
しかしながら、誤検知の多さや、検出率自体はどうしても有償セキュリティソフトと比較すると劣ってしまいます。セキュリティレベルに合った運用方法を考える必要があるでしょう。
「クラウドインフォボックス」では、働き方改革や経営に役立つクラウドサービスの情報を掲載しています。
姉妹サイトである「HYPERVOICE(ハイパーボイス)」では、企業様の情報システム代行サービス「Business Core NEXT(ビジネスコアネクスト)」を運営しております。