Skype for Business Onlineのサポートが2021年に終了。Web会議はどうしたらいい?

2020/11/27 Microsoft 365

Skype for Business Onlineは、2021年にサービスが終了します。では、今まで利用していた通話やビデオなどは、どうすればいいのでしょうか。

この記事では、Skype for Business Onlineのサポート終了についてお話していきます。

Skype for Business Onlineのサポートが2021年に終了

kype for Business Onlineのサポートが2021年に終了
Skype for Business Onlineは、法人向けに提供しているSkypeサービスです。Skype for Business Onlineでは、テレビ電話が利用でき、Web会議などに利用されています。

そんなSkype for Business Onlineですが、MicrosoftはSkype for Business Onlineのサポートを2021年7月31日に終了(廃止)することを発表しています。

これは、2021年7月31日以降、Skype for Business Onlineのサービスが一切利用できなくなるということです。

※一般向けのSkype、Skype for Business Serverには影響ありません

Skype for Business OnlineからMicrosoft Teamsへ

Skype for Business OnlineからMicrosoft Teamsへ
Skype for Business Onlineのサポートが終わってしまうなら、Web会議はどう行えばいいのか、不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

Skype for Business Onlineが廃止されたからといって、Microsoft 365(旧Office 365)を利用してのWeb会議ができなくなるというわけではありません。

Skype for Business Onlineは、Microsoft Teamsというアプリケーションに完全移行します。

Microsoft Teamsは、チャットやWeb会議などが可能なアプリケーションです。Microsoft Teamsを利用することで、今まで通りWeb会議や社内の人とコミュニケーションを図ることができます。

アプリケーションは変わってしまいますが、これまで通りOffice 365を利用してWeb会議を行うことが可能です。

Microsoft Teamsは、2017年からMicrosoft 365のチームワークのハブとして提供してきたアプリケーション。改良を重ねてきた結果、Microsoft Teamsの利用をおすすめできるとのことで、今回の移行に踏み切ったそうです。

Microsoft 365がテレワークに向いている4つの理由

テレワークのようにオフィスから離れて仕事をすると、チーム内のコミュケーション不足や、セキュリティの不安などの課題があります。実はMicrosoft 365ではそれらの課題を解決してくれる事はご存知ですか?
Microsoft 365が持つテレワーク実施時に絶大な効果を発揮する機能を紹介させて頂きます。

コミュニケーションツール「Teams」がそなわっている


Microsoft 365には、コミュニケーションツールであるTeamsが付属しています。
Teamsは、社内でのコミュニケーションを活性化するためのビジネスチャットはもちろん、Web会議も可能です。社内でのちょっとしたやり取りから、ミーティングまでオンラインでできます。

高度なセキュリティ機能

Microsoft 365には、マルウェア対策機能、資格情報の保護、行動分析に基づく脅威の検知、ファイル・メールの閲覧や操作を保護する情報漏えい対策機能など、高度なセキュリティがそなわっています。また、常に最新状態で利用できるため、安心してオフィス外でも利用できます。

ファイルやデータの共有が楽に


Microsoft 365には、オンラインストレージサービスのOneDriveやSharePointを利用してすぐに情報共有ができます。Officeドキュメントで作成した資料をすぐにチームに共有できますし、共同で編集することも可能です。オンラインストレージは容量も大きいので、大量のデータも格納できます。

複数のデバイスで利用できる

Microsoft 365はビジネス版の場合、1ライセンスにつき、パソコン5台・スマートフォン5台・タブレット5台までインストールすることが可能です。スマートフォンやタブレットを利用して資料を確認したいときにも、利用することができます。
テレワークが導入されたことにより、デスクトップパソコンからノートパソコンを利用する場合もスムーズに移行することが可能です。

まずはテレワーク導入チェックリストをご活用ください!

今回ご紹介したMicrosoft365以外にもどんなツールを導入すべきなのか?何が必要なのか?自社にあったツールや重要なポイントをセルフチェックできるチェックリストをご用意しました。
ぜひ、テレワーク導入を検討している際にはテレワーク導入チェックリストをご活用頂きまして最新のツールや導入の失敗を回避する知識をつけて頂ければ幸いです。

Microsoft 365(旧Office 365)、Skype for Business Onlineをすでに利用している場合

では、Microsoft 365(旧Office 365)やSkype for Business Onlineを利用している場合、どのような手続きをすればいいのでしょうか?

すでに契約している場合、Skype for Business Onlineの契約更新ができません。Microsoft 365(旧Office 365)を利用している場合は、自動アップデートにより、Microsoft Teamsへと移行されます。

万が一、自動更新を止めたい場合は、Microsoftサポート、利用している販売店などに連絡する必要があります。

単体プランのSkype for Business Onlineは、すでにサービス提供を終了しています。Microsoft Teamsは単体プランがないため、単体でSkype for Business Onlineを利用していた場合、Microsoft 365(旧Office 365)にMicrosoft Teamsが付属しているプランを契約する必要があります。無料版もありますが、高度なセキュリティや管理は難しくなります。ご注意ください。

2019年9月~Microsoft 365(旧Office 365)を契約した場合はTeams

2019年9月以降にMicrosoft 365(旧Office 365)を契約した場合、Skype for Business Onlineへアクセスすることはできません。すぐに、Microsoft Teamsを利用することになります。

Microsoft Teams でできることは?

Microsoft Teams でできることは?
Microsoft Teamsにはどのような機能が備わっているのでしょうか。ここでは、Microsoft Teamsでできることをご紹介します。

チャットメッセージでのやりとり

仕事のやりとりのために、ビジネスチャットを利用している企業が多いのではないでしょうか。いつでも簡単に連絡ができたり、連絡が確認できたりと便利なサービスです。

Microsoft Teamsでは、チャットでのやりとりができます。個人間でのやり取りはもちろん、複数のグループを作ってやり取りすることも可能です。途中でグループに入ったとしても過去のやり取りを閲覧できるので、すぐに状況を確認することができます。

オンライン会議

ビデオ・音声・Web会議とオンライン会議を行うことが可能です。ただただ、オンライン会議ができるだけというわけではありません。会議中にノートの記録や、ファイルアップロードなどができ、快適にオンライン会議をすることができます。

ファイルの共有・共同で編集が可能

Microsoft Teamsのツール上でファイルを共有することが可能です。今までは、SharePoint Onlineを利用する必要がありました。

共有したファイルは、共同で編集することができます。

まとめ

今回は、Skype for Business Onlineのサポート終了についてご紹介しました。

Microsoft 365(旧Office 365)を利用している方は、今後Microsoft Teamsへと移行されます。Microsoft 365(旧Office 365)の新規契約を検討している方は、SkypeではなくMicrosoft Teamsとなりますのでご注意ください。