ビジネスチャットの種類は?ビジネスチャットの機能や料金を比較

2020/01/15 業務改善

近年、社内のコミュニケーションツールとして、ビジネスチャットが選ばれています。ビジネスチャットは、さまざまな会社から提供されているため、選ぶのが難しいですよね。

そこで今回は、ビジネスチャットの種類と機能の比較をしました。ビジネスチャットの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ビジネスチャットとは

ビジネスチャットとは
ビジネスチャットとは、ビジネスに特化したコミュニケーションツールのことです。チャット式でのやりとりはもちろん、タスク管理やフォルダ共有など、業務をサポートしてくれる機能が備わっています。

チャットで気軽にやりとりができるため、リアルタイムでやり取りをしたいときや、気軽にコミュニケーションを図りたいときに役立ちます。

多くの企業でビジネスチャットが普及されていることもあり、今では業務で必要不可欠なツールになりつつあるといっても過言ではありません。

そんなビジネスチャットですが、いろんな会社から提供されています。さっそく、よく利用されているビジネスチャットの種類を見ていきましょう。

ビジネスチャットの種類や機能を比較!

1.Slack

1.SlackSlackは、アメリカで作られた、世界各地で利用されているビジネスチャットツールです。海外の製品ではありますが、日本語版も提供されているため、安心して利用できます。

Slackは、個別でのやりとりはもちろん、許可されたメンバーのみが参加できるチャットも作成が可能です。

Google DriveやDropboxなどのフォルダ共有や、カレンダーなど1000種類以上の外部機能と連携できます。業務の効率化につなげるにはおすすめのビジネスチャットです。

【プラン内容/利用できる機能】

料金プラン フリー スタンダード プラス
料金 無料 1ユーザーあたり850円(年払い時の月額料金) 1ユーザーあたり1,600円(年払い時の月額料金)
ストレージ容量 合計5GB チームメンバーごとに10GB チームメンバーごとに20GB
検索可能なメッセージ チームの直近のコミュニケーション10,000件 無制限 無制限
外部アクセス ×
画面共有 ×
タスク管理 ※ × × ×

※Slackの場合、タスク管理は別途でツールアプリを利用する必要があります

2.Chatwork

2.ChatworkChatworkは、Chatwork株式会社が提供している日本でつくられたビジネスチャットツール。ビジネスチャットツールのなかでも、国内シェア率1位を誇っています。

Chatworkには、チャット機能はもちろん、ファイルの送信機能などが備わっていて、社外の人ともやりとりが可能です。

最大の魅力は、本格的なタスク管理機能が備わっていること。自分だけではなく他の人にタスク依頼できる機能もあり、業務を進めて行く上で、必要なタスクを管理できて、仕事の漏れを減らすことが可能です。

エンタープラスは、管理機能が強化されています。十分な管理機能を望んでいる場合、おすすめのプランです。

【プラン内容/利用できる機能】

料金プラン フリー ビジネス エンタープラス
料金 無料 1ユーザーあたり500円(月額) 1ユーザーあたり800円(月額)
グループチャット数 14まで 無制限 無制限
ストレージ容量 1ユーザーあたり5GB 1ユーザーあたり10GB 1ユーザーあたり10GB
ビデオ通話 1対1のみ 複数人で利用可能 複数人で利用可能
ユーザー管理 × ○(社員が退職した際、会社側でアカウント削除が可能) ○(社員のチャットログエクスポート、IPアドレス制限などが可能)
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タスク管理

3.Microsoft Teams

3.Microsoft TeamsOfficeアプリケーションを提供しているMicrosoftから出ているビジネスチャットです。

Microsoftは、以前チャットサービスとしてSkypeを提供していましたが、現在はTeamsをメインとして提供しています。

Teamsの特徴は、チャットサービスだけではなく、Web会議ができること。Officeとの互換性があり、Officeを利用したファイルの共有や共同編集も可能です。

Microsoft Teamsは、単体プランはなく、Office 365に付属しているサービスとして利用できます。すでに、Office 365を利用している場合は、Teamsを利用することができる場合も。

ただし、プランによっては、利用できないこともありますので、事前に確認しておきましょう。

【プラン内容/利用できる機能】

料金プラン Microsoft Teams 無料 Office 365 Business Premium Office 365 E3
料金 無料 1ユーザーあたり1,360円(年払い時の月額料金) 1ユーザーあたり2,170円(年払い時の月額料金)
ユーザー数 ユーザー数:300人まで ユーザー数:300人まで 無制限
ストレージ容量 1ユーザーあたり2GB、共有ストレージ10GB 組織全体で1TB、ライセンスごとに10GB 組織全体で1TB、ライセンスごとに10GB
Web版Officeアプリケーション(Excel・Word・OneNote・PowerPoint) ○(デスクトップ版も利用できます) ○(デスクトップ版も利用できます)

 

Microsoft Teamsについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

Microsoft Teamsとは?
2020/01/15
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4.LINE WORKS

4.LINE WORKSワークスモバイルジャパン株式会社が提供している「LINE WORKS」。LINEと提携できる唯一のビジネスチャットです。

ビジュアルがLINEをベースに作られているため、普段LINEでやり取りをしている方にとって使い勝手が良いビジネスチャットです。LINEのようにチャットができるだけではなく、カレンダーやファイルの共有などビジネス向けの機能がしっかりと備わっています。

【プラン内容/利用できる機能】

料金プラン フリー ライト ベーシック プレミアム
料金 無料 1ユーザーあたり300円(年払い時の月額料金) 1ユーザーあたり500円(年払い時の月額料金) 1ユーザーあたり1,000円(年払い時の月額料金)
ユーザー数 100ユーザーまで 無制限 無制限 無制限
ストレージ容量 共有5GB(追加は不可) 共有100GB+1ユーザーあたり1GB追加 共有1TB+1ユーザーあたり1GB追加 共有10TB+1ユーザーあたり1GB追加
タスク管理 × ×
メール・Drive × ×
LINEユーザーとのトーク 1対1のみ 複数人で可能 複数人で可能 複数人で可能
広告 × × ×

5.ChatLuck

5.ChatLuckChatLuckは、クラウド版だけではなく、パッケージ版(オンプレミス)も提供しているビジネスチャットです。

ChatLuckは、セキュリティ面を自社で管理していることもあり、強固なセキュリティであるといわれています。

ツールとしては、実にシンプル。他のツールと比べると物足りなさを感じるかもしれません。シンプルな機能だけを求めている、より強固なセキュリティを求めている企業におすすめです。

【プラン内容/利用できる機能】

料金プラン クラウド版 パッケージ版 ユーザーライセンス パッケージ版 ルームライセンス
料金 初期費用は無料、月額1ユーザーあたり300円 初期費用36万円~、2年目以降年間で7万2000円~料金が発生 初期費用15万円、2年目以降年間で3万円の料金が発生
ユーザー数 5~数千ユーザー 100~数万ユーザー ~1,000ユーザー
ルーム数 制限なし 制限なし 10ルームまで
デスク容量 契約ユーザー数×1GB 制限なし 制限なし

まとめ

今回は、ビジネスチャットについてご紹介しました。

さまざまなビジネスチャットがあり、料金や機能も異なります。ビジネスチャットの契約を検討している方や、他のビジネスチャットの利用を考えている方はぜひ参考にしてください。